●水鏡「霊と精霊」
https://reikaimonogatari.net/index.php?obc=kg058霊と精霊とを混同して考えている人があるが、それは大変な間違いである。
霊は万物に普遍しておるので、この火鉢にでも鉄瓶にでも、乃至は草花にでもある。
もし霊が脱けてしまえば物はその形を保つ事が出来ないで崩壊してしまう。非常に長い年数を経た土器などが、どうもしないのにくじゃくじゃに崩れてしまうのは、霊がぬけてしまったからである。鉱物、植物みな霊のある間は、用をなすものである。
精霊というのは動物の霊をさすのであって、即ち生魂(いくみたま)である。初出:『神の国』昭和2年(1927年)4月号
王仁三郎が説く「霊」と「精霊」は異なるということなんですが、果たして霊界物語などでもそこまで厳密に区別して書き分けているのかどうかは不明です。
この「霊と精霊」の少し前に、「関の地蔵様と一休和尚」と題する教示があります。
https://reikaimonogatari.net/index.php?obc=kg054
そこに「石にでも木にでも霊はあるが精霊はない」と書いてあります。
それに対して信者から疑問が出たので、「霊と精霊は異なる」と教えたのではないでしょうかね。
霊という言葉は色々な意味で使われるので注意が必要ですが、ここで言う霊とは、神から発して万物に偏在する霊(教旨で説いている霊)のことで、精霊というのは動物や人間に与えられた霊のことです。
生魂(いくみたま)という言葉が出て来ましたが、これは「生魂(いくむすび)」とも呼びます。動物の霊は「生魂」で、植物は「足魂(たるむすび)」、鉱物は「玉留魂(たまつめむすび)」と呼びます。
剛柔流(ごう、じゅう、りゅう)の三元の説明のところに書いてあります。
●第6巻第1章「宇宙太元」
https://reikaimonogatari.net/index.php?obc=rm0601
この記事は『霊界物語スーパーメールマガジン』2019年8月15日号をもとに加筆訂正したものです)