三鏡解説028 霊体不二

投稿:2020年09月29日

●水鏡「霊体不二」
https://reikaimonogatari.net/index.php?obc=kg028

 肉体を通して精神状態を見る事が出来る。

 心が狭く、気が小さいうちは人間は肥(ふと)れぬものであって、心が広くゆったりとして来ると、だんだん肥(こ)えて来る、

 細(ほっ)そりすらりの美人のお嫁さんよりも、お多福のぼってり肥えたお嫁さんの方が、家運が開け、家が繁昌するものである。

初出:『神の国』大正15年(1926年)9月号

これは太っている方には嬉しい話ですね。
太っている人は心が広い人だ…とも受け取れる教示です。

王仁三郎も、澄子夫人も、若い時はほっそりとしていましたが、中年以降は太っていました。
心が広くゆったりとしてきた…ということなんでしょうか?

しかし、これは百年前の発言です。時代背景というものを考えなくてはいけません。
食生活が豊かではなかった時代の話です。
現代のように食生活が豊かだと、太っている人も多く、厚労省の調査だと、現代日本人はここ10年ほどは、成人男性は30%前後、成人女性は20%前後が肥満だという結果になっています。
https://www.jili.or.jp/lifeplan/rich/health/2.html

アメリカだと、成人男女の4割が肥満です。
しかし心が広い寛容な国民性には、ちょっと思えませんが(~_~;)

太る理由にもいろいろあって、遺伝でもともと太っているとか、体質の問題で少し食べただけで太ってしまう人もいます。出産後に太るとか、中年太りというのは体質の変化によるものでしょう。
しかし現代だと、食べ過ぎで太っている人が多いのではないでしょうか。

精神が肉体に影響を与えるのは事実です。
王仁三郎が言うように「心が広くゆったりとして来ると、だんだん肥えて来る」のだとしても、逆に「肥えている人は心が広い」という方程式は成り立ちません。
お相撲さんのように、どっぷり太っている人は包容力があるように見えますが、そう見えるだけで、実際には、太っているからと言って心が広いわけではありません。
また、「痩せている人は心が狭い」というわけでもありません。

王仁三郎は百年前の人ですので、その教示を読むときには、時代背景だとか、どういう状況で誰に対して発言したのか、ということを常に注意する必要があります。


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この記事は『霊界物語スーパーメールマガジン』2019年7月22日号の記事に加筆訂正したものです。(メルマガ登録ページはここをクリック