「ウロー」は讃嘆の声

投稿:2020年03月07日

霊界物語に頻繁に出る言葉の一つに「ウロー」があります。ウローとは、賛美の声、嬉しいときにあげる歓びの声です。
「万歳」とか「イエーイ」などと似たような使い方をします。

「満座の諸神人はあたかも暗夜に月の出たるがごとく喜び勇み手を拍って祝し、ウローウローと叫ぶその声、天地も破るるばかり勇ましかりける」〔第4巻第37章

「鉄彦親子を始め別室に集まりたる村人は、この歌を聞いて今までとはうって変わり蘇生したる如き面色にて、思わず知らず手を拍ち、ウロー、ウローと叫びながら立ち上がり踊り狂う」〔第10巻第34章

ほとんどは片仮名で「ウロー」と表記されていますが、漢字で書かれている箇所が1ヶ所だけあります。第8巻第26章の章題です。
「讃嘆」という漢字に「ウローウロー」という振り仮名が振ってあります。「讃嘆(さんたん)」とは「ふかく感心してほめること」〔広辞苑〕ですが、つまりウローとはそういう気持ちの時に発する言葉であるのです。

もともとの語源は何なのかは、ちょっとわかりません。

「王仁三郎」をエスペラント語で書くと ONI SAV ULO(オニ サブ ウロー)で、「人々を救う人」つまり救世主というような意味になりますが、このULO(人)なのかも知れません。


この記事は『霊界物語スーパーメールマガジン』2015年6月29日号、2019年5月23日号の記事に加筆訂正したものです。(メルマガ登録ページはここをクリック