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出口総裁と髪の手入れ

Published / by 飯塚弘明
投稿:2022年01月16日

王仁三郎は「頭髪をたびたび洗うと命が短くなる」と説いています。
三鏡「頭髪と人間の使命

それに関連した信者の記事を見付けたので、ここにメモしておきます。

『人類愛善新聞』昭和4年(1929年)11月13日号p4の吉原亨が書いた「出口総裁と髪の手入れ」です。

出口総裁と髪の手入れ 吉原亨 『髪は、洗うと命が短くなります』
 出口総裁が私にある時、こう仰いました。この一言は、理由なしに私に強く響きました。
 その後、私が髪の手入れで体得した理屈はこういうことです。──
 髪の毛を絶対洗わないということにして今日もう十二年になりますが、決してそう臭くはありません。
 但し洗う代わりに梳(す)くことが大切です。梳くというのは、実は埃をとるばかりでなく、その後へ自然に出てくる油を塗りつけるわけであります。涙も唾も、出せばいくらでも出るように、脂腺(しせん)からも油はいくらでも出てきます。
 梳かぬと脂腺がふさがって、フケとなり痒くなります。そのフケという油のかたまりが出来ないように、度々すけば、髪の毛は段々艶(つや)がよくなります。
 人間の作った油や、色々のものを塗ったり、熱い湯で洗ったり染めたりしては艶もなくなり、枯れて赤くなるのは当たり前です。油などを塗りつけた毛を虫眼鏡で見ると、ペンキの剥げかかったようなもので、またつけたものがイヤに臭くなってくるのです。
 初めはこれまでの習慣上何もつけぬことにするとパサパサで誠に具合悪いようですが、一日に数回、一週間ばかり続くと、だんだん毛がすなおになって艶が出ることは男も女も同様です。

『人類愛善新聞』昭和4年(1929年)11月13日号p4