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三鏡解説021 碁と将棋は嫌い

Published / by 飯塚弘明
投稿:2020年09月18日

●水鏡「碁と将棋は嫌い」
https://reikaimonogatari.net/index.php?obc=kg021

 私は碁と将棋が一番嫌いだ。あんな事をして、一体何になるのだ。時間の空費ではないか。

 歌を読んでも字を書いても、何かそこに残って行くものがある。碁、将棋には、残る何物もがない。全く、時間と精力の空費である。

初出:『神の国』大正15年(1926年)6月号

碁や将棋ファンには何ともショックな話だと思いますが、しかしこれは碁や将棋自体を否定しているわけではありません。
早とちりして、碁や将棋を蔑視するようなことは間違いです。
それに、碁や将棋をすることだけを問題視しているわけではありません。

「ヒマだから将棋でもするか~」と、暇つぶしとして碁や将棋をするようなことを否定しているのです。当時の男性の暇つぶしとしては、碁や将棋がポピュラーなものだったのではないかと思います。
現代なら、暇つぶしでテレビを見たり、スマホでゲームをするようなことです。
そんなことをしても時間とエネルギーの無駄である、暇つぶしするならクリエイティブなことをせよ、というのです。

仕事で疲れた頭を休めるのにテレビを見るのはとてもいい気分転換になります。ボケーとしてテレビをながめているだけで、あちらから何かおもしろいことを言ってくれるのですから、とても楽です。
しかしそれは気分転換という目的があるからいいのであって、休みの日に他にすることがなくて一日中テレビを見たり、ゲームをしたりするようなことでは時間の浪費です。何のために生きているのか分かりません。

王仁三郎のように和歌を詠んだり、書や絵を描いたりしてもいいでしょう。また、手芸やDIYや園芸に精を出したり、ボランティア活動に参加したり、クリエイティブなことはいくらでもあります。
人としてこの世に生きている以上、自分が楽しめればそれでいいということではなく、何かこの世に残るようなことをしたり、他人の役に立つようなことをすべきでしょう。

ネットでゲームをしたりユーチューブを見るだけよりは、インスタに写真を載せたりニコニコ動画にコメントを書いたりする方が、まだ多少はクリエイティブかも知れませんね。受信だけの人生、貰うだけの人生では空しいです。発信したり、与えたりしてこそ、人の役に立つのであり、この世に生まれて来た義務を果たせます。

会社で働いている人の場合、人生における比重がどうしても会社の仕事(労働)が主になり、家にいる時は従になりがちです。家にいる時は、家事を除き、「余暇」の時間です。労働時間の短縮と共に余暇の時間が増えて来て、余暇をどう過ごすかということが、近代社会が抱える課題の一つでした。

今までは会社が人生の主舞台でしたが、これからは会社以外が人生の主舞台になって行きます。会社の労働はどんどん単純化され、ロボットやAIに取って代わって行くので、人間がやる労働は少なくなって行きます。ミロクの世には1~3時間働けばいいようになると王仁三郎は言っています(注)。ではそれ以外の時間は何をしたらいいのでしょうか???

つまり労働以外は余暇、ではなく、労働以外こそが人生の主たる時間となるのです。
その人生の長い時間を、テレビやゲームで空費するのでは、あまりにも空しいですね。
クリエイティブなことをして人生を送りたいものです。

(注)出口京太郎『出口王仁三郎の示した未来へ』p101 「王仁三郎翁は”ミロクの世が来たら、労働時間は、一日一時間から三時間で足りる”とおっしゃっています」


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この記事は『霊界物語スーパーメールマガジン』2019年7月8日号の記事に加筆訂正したものです。(メルマガ登録ページはここをクリック