●水鏡「惟神(かんながら)」
https://reikaimonogatari.net/index.php?obc=kg029惟神(かんながら)ということは、天地の真象に倣(なら)うということである。また、大自然、あるいは真理のままということである。
初出:『神の国』大正15年(1926年)9月号
霊界物語や三鏡で一番多く使われている宗教用語は、おそらく「惟神」だと思います。
祈りの言葉として「惟神霊幸倍坐世(かんながら たま ちはえませ)」と唱えますが、これについて王仁三郎は、次のように教えています。
●玉鏡「惟神霊幸倍坐世」
http://reikaimonogatari.net/index.php?obc=kg568
「神様の御心(みこころ)のまにまに霊(みたま)の善くなるようお願いしますというので、神様に対する祈りの言葉である」
他に「惟神」について、三鏡の中で次のように教えています。
●水鏡「魂は外へ出さねばならぬ」
http://reikaimonogatari.net/index.php?obc=kg078
「魂を自由の境地において活動するのが、惟神である」
●月鏡「謝恩と犠牲心」
http://reikaimonogatari.net/index.php?obc=kg254
「自分を犠牲にすること、自己を没却すること、この二つのものは神道の教義の教うる所であって、親が子を愛し子が親に孝を尽くすのは、人間自然惟神の慣性であり常道である」
●月鏡「神と倶(とも)にある人」
https://reikaimonogatari.net/index.php?obc=kg295
「人生はいかなる難事に逢ふうも恨まず、嘆かず、哀別も離苦も総てが花を撲(う)つ風雨と思えば良い。富貴(ふうき)も、栄達も、貧窮(ひんきゅう)も、総てがゆったりとした春の気分で世に処するのが惟神の大道である」
●月鏡「惟神の心」
http://reikaimonogatari.net/index.php?obc=kg297
「すべて人間は常に心を平静に持ち、愛善の誠を以て人の幸運を祈り、悲しかったことや、くやしかったことは全然忘れてしまい、楽しかりしことをのみ思い出し、世界人類に対して、誠をさえつくしておればそれで良いのである。これが惟神の心である、人生の努めである」