なぜ第64巻は上下に分かれ、入蒙記は特別編になっているのか?

投稿:2017年06月22日

霊界物語には第64巻上・下と、特別編入蒙記というイレギュラーな巻があります。
これがあるために目次を作ったり、プログラムを作ったりするときに、少々手こずることになるのです。霊界物語ネットの霊界物語の目次を見れば分かるように、すんなりと作れないのですよ。

一体なぜふつうに第64巻、第65巻・・・とせず、また入蒙記も本編に入れずに特別編という、イレギュラーな形になったのでしょうか?

まず入蒙記ですが、実は当初は第67巻として書かれました。しかし結局霊界物語には収録されず、「上野公園」というペンネームで『王仁蒙古入記』というタイトルで出版されました。出版元は綾部の「蚕都新聞社」という会社で、その社長の「上野公園」氏が、出口王仁三郎から入蒙のドラマを聞いて著述した…という形式になっていますが、王仁三郎が書いたものです。
なぜそのような形で出版することになったのかについて、入蒙記第3章には

さて蒙古入については、昨冬王仁蒙古入記と題し霊界物語第六十七巻に編入した。しかしながら、ひるがえって考うれば種々の障害のため、事実を闡明するの便を得ず、やむをえず上野公園著として天下に発表する事としたのである。〔入蒙記第3章〕
http://reikaimonogatari.net/index.php?obc=rmnm03#a130

と書かれています。「種々の障害のため」というのですが、具体的にどのような問題があったのかは勉強不足のためよく分かりません。

次に第64巻の下ですが、こちらは当初は第71巻として書かれたのですが、製本直後に検閲に引っかかり発禁処分となりました。その後、昭和10年に校正した際に「第64巻と合冊して出版するように」と王仁三郎が指示したため、戦後出版する時に第64巻の下という形で出版することになったのです。

↓王仁三郎が校正した本。「合冊」の文字が見える。

「合冊」とは文字通り一冊の本にすることです。しかし現実問題として1冊にすると本が超ブ厚くなってしまうため、上下2分冊にすることは止むを得ないことだと思います。

ところで霊界物語ネットは電子なので、そういう物理的なことを気にする必要はありません。ですから最初は、上下に分けずに一体化してしまおうか…とも思ったんですけどね。。。
その方が目次もプログラムもシンプルになるし。
ここはまあ、いろいろ検討したんですけど、紙の本との互換性を考えて、霊界物語ネットでも上下に分けた次第です。