空中郵便 ~百年前にスマホメールを予言

投稿:2017年06月10日

「空中郵便」は霊界物語に記されている有名な未来予言の一つです。

第15巻第19章から21章にかけて、宣伝使の言依別(ことよりわけ)一行4人が幽体離脱して、天界を探検するシーンが描かれています。

「空中郵便」の予言は、天人の松彦のセリフとして次のように書かれています。

…と話す折しも、美(うるわ)しき羽翼を列べて十四五の鳥、この十重の塔にかけ来り、五人が前に羽根を休めける。
 見れば鳥と見しは見誤りにて、羽根の生えたる小さき人間なりき。
 松彦は一同に向かい、

「彼は天地の間を往来し、神々の御言葉を伝うる使神(つかいがみ)であります。地上の世界は炎熱はなはだしく相なりたれば、今は罪軽き神人(しんじん)は残らず、日の御国に移住をすることになっています。そのために空中郵便が開始され、つまり、かの使いは三十世紀の昔における郵便配達夫の役を勤むるものでございますよ。日の御国に御用がございますれば、ここで手紙を御書きなさいませ。この十重の神殿は、言わば天と地との文書の往復をつかさどる一等郵便局のようなものです」

言依別「われわれは神代の文字は知っていますが、今日の時代は文字も大変異っていましょうね」

松彦「昔のように今日の時代は、毛筆や、鉛筆や、万年筆などの必要はありませぬ。ただ指先をもって空中に七十五声の文字を記せば、配達夫は直ちに配達してくれますよ。私が一つ手本を見せましょう。この交通機関は二十一世紀の初期から開始されたのですよ」

と右の指をもって空中に七十五声の片仮名を綴りて、一つの語を作り、

「サア、これで手紙が書けました。文字が言語を発する時代となって来ました」

と言って笑っている。四人は耳を傾けて珍しき文字の声を聞かんと努めける。
 文字の声は音楽の如く聞え来たりぬ。…
第15巻第21章「帰顕」〕

大正時代にこれを読んだ人は「空中郵便」がどういうものなのかイメージできなかったことでしょう。
しかし21世紀を生きている私たちなら、それが何を示しているのか分かります。
そうです。携帯電話のメールです。
厳密に言えば21世紀の初頭ではなく、二十世紀の終わり頃(90年代後半)からSMS(ショートメッセージサービス)が開始されていますが、携帯電話の場合、文字のボタンを「押す」ので、「空中に文字を記す」というのとは少々イメージが違うかも知れません。iPhoneの登場によってスマートフォンが普及し、画面を指をすべらすことで文字を記すようになりましたが、そちらの方が「空中に文字を記す」というイメージに近いかも知れませんね。iPhone発売は2007年ですから、まさに「二十一世紀の初期」です。王仁三郎は百年近く前の大正時代(この第15巻を書いたのは大正11年-1922年)にスマートフォンのメールを予言したことになります。

また最近では指輪のようなデバイスを指にはめて、空中で指を動かすことで文字を入力する装置も開発されています。まさに「指先で空中に文字を記す」予言そのものです。
[関連情報]
空中に文字を描いて操作する。たった10gの指輪型デバイス
指輪型のウェアラブルデバイス「Ring」で文字入力 – Youtube

スラスラと入力するにはまだ難しそうですが、もう少しテクノロジーが発達したら、街中や駅のホームで指を動かす人を見かけるようになるのかも知れません。

しかし先ほどの引用文をよく読むと「文字が言語を発する」と書いてますよね。
ということは、単なるメールではなく、もう少し違うサービスが出て来るのかも知れません。
音声合成ソフトでメールを読み上げてくれるサービスかな? あるいはもっと違うサービスか?

2030年くらいまでは「二十一世紀の初期」と言えるのではないでしょうか?
これからどんなものが出て来るのか楽しみです。

なお、この19~21章には他に、現在23.4度傾いている地軸が50世紀までには真っ直ぐに戻るという予言や、人が鳥のように飛べる「空中交通機」(飛行機ではなく、人の背中に飛行装置を背負うもの)の予言、そして予言ではありませんがUFOの細かい描写なども記されています。

(この文章は「霊界物語スーパーメールマガジン」2016年4月28日号掲載の文章に加筆訂正したものです)