熊本で関東大震災を予言

投稿:2017年06月09日

昨年(2016年)4月、熊本で大きな地震が起きました。
1年以上経ちますが、まだ5万人近い人が仮設住宅に住んでおられ、復興には長い時間がかかるようで、いろいろと大変なことと思います。

ところで、出口王仁三郎は今から90年近く前に熊本を訪れた時に、関東大震災を予言しています。

王仁三郎が初めて熊本を訪れたのは大正12年(1923年)9月のことです。

8月7日に綾部を出発し、9月7日に綾部に帰って来ているので、ちょうど一ヶ月間の九州巡教です。

この間、まず8月10日に阿蘇経由で小国(阿蘇郡小国町)に入り、11日は「鏡ケ池」見物・「両神社」参拝、「九郎殿山」を散策しました。

[現地情報]
福運三社 けやき水源・小国両神社・鏡ヶ池をめぐって、運気をアップしませんか?
小国町 福運三社めぐり(鏡ケ池、けやき水源、小国両神社)
鏡ケ池(かがみがいけ)

12日は杖立(つえたて)温泉へ移動。途中で「土田滝」「切通滝」を見学。

[現地情報]
立派だよ!小国町の土田(はんた)滝

13日から18日にかけて、王仁三郎は杖立に滞在しながら、『記憶便法英西米蘭統(エスペラント)作歌集』を作りました。
これは後に『エス和作歌辞典』として出版されています。
この辞典はエスペラント語を覚えるためのダジャレの短歌集です。

たとえば、「~とは言うものの」を意味するtamenは

けちな奴とは言うものの淡泊で思うたほどに金はターメン(貯めん)

とか、「黒い」を意味するnigraは

毛色黒き牛の背中にニーグラ(荷鞍)を乗せて農夫が薪運ぶかな

というぐあいです。
こんなかんじで3600首も詠んで辞典を作ったのです。

18日には、杖立に到着してから初めて散策に出かけました。
行った先は「白糸の滝」です。
(昭和38年に「み手代歌碑」が建立されています)

[現地情報]
白糸の滝 (熊本県阿蘇郡小国町杖立温泉)
小国・み手代 – 大本熊本本苑
病気が治る奇跡の神器「み手代」
御手代歌碑に~

そして8月23日、この日は旧暦だと7月12日で王仁三郎の52歳の誕生日です。
この夜の月を仰いで歌を詠み、杖立の特産品の竹の杓子(杓文字)の裏に書きました。
その歌は

この杓子(しゃもじ)我(わが)生(うま)れたる十二夜の月の姿にさも似たるかな

というものです。

王仁三郎は、杖立のお土産として持ち帰った竹の杓子160本に、この歌を書いて自署し、スの拇印を押して信者に渡しました。
これが神器「御手代(みてしろ)」の始まりです。
病気平癒のお取次に用いられます。

↓御手代の一つ(王仁三郎が宇知麿に下付したもの)

御手代

王仁三郎は28日に杖立を出発して、小国(おぐに)へ。
さらに30日には小国を出発して、熊本市へ。
そして9月1日は山鹿(やまが)に向かいました。

その日の夜、王仁三郎は宇知麿(王仁三郎の三女・八重野の夫)に命じて、霊界物語の第31巻(海洋万里午の巻)の第2章「大地震」第3章「救世神」を拝読させました。
http://reikaimonogatari.net/index.php?obc=rm3102
http://reikaimonogatari.net/index.php?obc=rm3103

この巻は南米のヒルの国(ペルーに相応)が舞台です。
言依別命と共に日本から渡った宣伝使・国依別(くによりわけ)が活躍します。
ヒルの都で突如大地震が発生し、大火災となり、それを国依別は「球の玉」の神力で鎮め、人々を救う…という物語です。

この日、9月1日の正午に発生していた関東大震災は10万人以上の犠牲者を出しました。
当時の通信手段はまだ未発達で、ラジオはまだ実用化前。電話もそれほど普及しておらず、通信手段は新聞と電報くらいでした。
しかし震災によって電話も印刷もストップし、九州に大震災の報が一般市民に伝わったのは翌日の新聞の号外によってでした。
王仁三郎は東京での大震災を察知して、その章を読ませたのです。

1日の夜は大勢の信者たちが王仁三郎の講話を聞くために集まっていたのですが、王仁三郎は宇知麿に拝読を命じると、部屋に入って休んでしまいました。
それは震災で亡くなった人たちを救済するために霊的に活動するためであった、ということです。

2日に山鹿の弥勒観音(みろく神像)、不動岩(みろく岩)を参拝し、そして7日に綾部に帰ったわけですが、この一ヶ月の九州巡教は、

御手代の発祥
エス和作歌辞典
関東大震災予言
みろく岩・みろく神像

という4つのエピソードが生まれた旅でした。

九州に旅行する際にはぜひ立ち寄ってみて下さい。

↓みろく岩

みろく岩

↓みろく神像

みろく神像

(この文章は「霊界物語スーパーメールマガジン」2015年2月12日号掲載の文章に加筆訂正したものです)