恐るべきは愛の情動の度合なり

28 4月

霊界物語のちょっと気になる言葉を紹介します。

「愛善」の反対語は「愛悪」ですが、実は霊界物語に愛悪という言葉はあまり出て来ません。全83冊の中に、「愛善」はおよそ170回出て来ますが、「愛悪」はたったの5回しか出て来ません。
その愛悪の説明です。

第74巻第14章「真心の曇らひ」より

無始無終の宇宙間において、もっとも強く美(うるわ)しきものは愛の発動なり。
大虚空中に愛の発動ありて始めてスの言霊は生まれ、天地の万神は生まる。
ゆえに神は愛なり力なりと称するゆえんなり。

愛あるがゆえに宇宙は創造され、万物は発生す。
宇宙間いっさいのものはこの愛に左右され、創造も、建設も、破壊も、滅亡も、混乱も生ずるものなり。
愛はもっとも尊むべく、かつ恐るべきものとす。(略)

愛の情動にしてその度合よろしければ、生成化育の神業(みわざ)は完成し、愛の情動の度合過ぐれば、ついには一切を破壊するに至る。

しかして、愛には善あり、悪あり、大あり、小あり。
神の愛は「愛善」にして、世間一切の愛は「愛悪」なり。
神の愛は大愛にして世間の愛は小愛なり。

わが身を愛し、わが家を愛し、わが郷土を愛し、わが国土を愛するは、いわゆる自己愛にして、神の大愛に比して雲泥の相違あり。(略)
世間の愛は他をかえりみず、ひたすらにわが身を愛し、わが家を愛し、わが郷土を愛し、わが国家を愛するがゆえに、他よりもし不利益を加えらるると見る時は、たちまち立って反抗し争闘し、身を破り家を破り国家を破るに至る。恐るべきは愛の情動の度合なり

これを読むと、私たちがふだん「愛」なんて言っていることは、みなすべて「愛悪」ですね。(^_^;
ここに引用した文章は、愛悪の説明というより、「愛」の説明と言った方がよさそうです。

「愛あるがゆえに宇宙は創造され、万物は発生す」
「宇宙間いっさいのものはこの愛に左右され、創造も、建設も、破壊も、滅亡も、混乱も生ずるものなり」
「恐るべきは愛の情動の度合なり」

神の愛に近づきたいものです。

(ご注意:全体の一部分を抜き書きしているだけですので、前後の文脈を知りたいときは原文を直接読んで下さい。また、意味は一つだけはありません。行間を読むことで違った意味が見えて来ます。いろいろな角度から考えてみて下さい。)