変性女子と、性的マイノリティ

投稿:2017年07月14日

諸外国では同性婚を認める国も増えているようですが、王仁三郎は同性愛についてどのように述べているでしょうか。

同性愛だけでなく、性同一性障害、オカマ、トランスジェンダー、女装趣味など、性的マイノリティと呼ばれるもの全般について、特に肯定もしていなければ否定もしていません。

当時は性的マイノリティのジャンルが今ほど多様でなかったこともあるでしょうけど、せいぜい男色(だんしょく)くらいにしか言及していません。
それも、そういう人たちが昔からいるよ、という事実について述べているだけで、それを肯定的にも否定的にも捉えていません。
座談会の中で次のような会話が交わされています。聖師は王仁三郎、寿賀麿(すがまる)は王仁三郎の二女・梅野の夫。高見、井上、林は信者です。

【高見】 『男でも○○県に男娼という奴がありますが、ああいうのは、どうなんですかなア』
【聖師】 『古(いにしえ)からある。若衆とかいうて…。あれは女の風をさして白粉をつけていてそれを男が買いに行くのや。十三、四から十五、六くらいまで尻に毛が生えたらいかん』
【井上】 『女は買いに行かんのですか』
【聖師】 『女子も行くが男も行く。両刀使いや。それだから十五くらいを過ぎるとあかん。つまりその括約筋が固くなるし毛が生えて来るからいかん。男娼の事を陰間(かげま)という。それは頼朝がカゲマサという若衆を寵愛した事が始まりで、それをカゲマ カゲマと呼んだ。それでカゲマというのや。それを略してカマというようになったのや』
【寿賀麿師】 『オカマを掘ると言いますなア』
【聖師】 『古は男色というた』
【高見】 『しかし現在でもあると聞いてビックリしました』
【聖師】 『九州あたりでは結婚するまでに女に相手になると、みんなが相手にしなかったもんや。それで男の取り合いが激しかった。そのために生命の果たし合いをやったくらいや。あんな事ばかり書いた本があるよ。「男色物語」とかいうんだったと思ったが……』
【林】 『何だか汚いなア』
【聖師】 『そんなこと考えたら出来やへん。学生などには随分流行っている。それに兵隊に坊主……何しろ小姓(こしょう)を置いたらキット嬶(かか)の代わりをさしている。その方面では徳川家綱なんて有名やがな』
【寿賀麿師】 『女を小姓に化けさして無理にやらしたら、食ってみたらうまかったんだろ……ハヽヽヽヽ』
〔「出口王仁三郎聖師と出口寿賀麿氏を囲む座談会 第二夜(四)」〕
http://reikaimonogatari.net/index.php?obc=B108500c07

というように、バカ話の中で男色のことが出て来るんですが、男色することについて特に肯定も否定もしていません。

霊界物語ではどうでしょうか。
霊界物語の登場人物はみな男か女かで、ゲイもニューハーフもいません。
男勝りの女は何人もいますが、オナベというほどではありません。
しかしたった一人だけ、異色の人物がいます。
第66巻に登場するサンダーという名の男性です。
http://reikaimonogatari.net/index.php?obc=rm66

いつも女装しており、しかも絶世の美女だというキャラクターです。男装の麗人ならぬ女装の麗人です。
しかし恋愛の対象は女性で、スガコ姫というカノジョ(許嫁)がいます。
現代で言う、女装子(じょそこ)とか男の娘(おとこのこ)というやつです。
決して軟弱な草食男子ではなく、悪党に誘拐されたスガコ姫を救出に行くという、勇敢な面も持っています。
このサンダーの女装趣味に関して、特に肯定的にも否定的にも描かれていません。ただ単に、そういう人、というだけです。
カノジョのスガコ姫も、彼氏の女装趣味について、特に何とも思っていないようです。ですから表面的にはレズのカップルに見えることになります。しかし親も周りの人も、特に不自然には思っていないようです。
一体なぜ、このような女装者を登場させる必要があったのか? ストーリーの上から言ったら、サンダーは女に見えることを利用して、悪党のアジトに潜りこむんですが、そのためにわざわざ女装者を登場させたのでしょうかね?

ともかく王仁三郎は、性的マイノリティについて、良いとも悪いとも、特別な評価は下していないので、ここは自分で考えるしかありません。

以前にも書いたように、王仁三郎の教育論は天賦の才能を育む天才教育です。人間は、神様から与えられた天賦の才能を発揮して、地上天国ミロクの世の建設に貢献することが、この地上界に生まれて来た使命です。

性的マイノリティの人が、そうした方が自分らしいと思うなら──つまり、体は男だけど心は女なんだ、とか、自分は異性ではなく同性が好きなんだ、とか──それが自分本来の生き方だと思うなら、そうすればいいと思います。それが惟神(かんながら)ということです。アブノーマルではあっても、その人にとってはそれが惟神なのです。それもまた神の仕組です。それがどういう仕組なのかは人間が知るところではありませんが、まあ、何かワケがあるのでしょう。

しかし天地の公道(自然の法則)はしっかりと見定めねばなりません。
上の引用文で王仁三郎が、括約筋がどうのこうのとバカ話をしていましたが、しかし、そもそもお尻の穴はウンコをする穴であって、ペニスを入れる穴ではありません。アナルセックスは天地の公道に反する行為です。

タバコなんかもそうです。肺は空気を吸う器官であって、煙を吸う器官ではありません。私も実は20年間タバコを吸い続けて34歳の時に止めたんですが、モッタイナイ精神を発揮してフィルターぎりぎりまで吸い、肺の隅々まで煙を充満させていたので、肺の中はすっかり真っ黒けです。神様から預かっている肉体を、本来の使用方法とは異なる使い方をするのは、天に向かって唾を吐くのと同様で、しっぺ返しがあってもおかしくありません。

天地自然の法則に反することを続けていたら、後で何らかの弊害が発生する可能性があることは、しっかりと覚えておくべきです。

ところで王仁三郎は「変性女子(へんじょうにょし)」です。出口ナオは逆の「変性男子」です。
変性女子というのは、霊魂は女だけど肉体は男、という神業上の役柄です。
ということは、王仁三郎は性同一性障害か~~という見方も出来るわけですが、王仁三郎は霊魂が女だということであって、心が女だというわけではありません。
一般に性同一性障害者は、肉体の性と心の性が異なると感じているのであって、霊魂がどうのこうのという問題ではありません。
そして実は、霊魂上の男女というのは、仮に男とか女とか呼んでいるだけで、世間一般で言う男女とは異なります。
霊魂上の男とは、厳の御魂であり、四魂のうち、経の二魂(荒魂と和魂)が強く働く霊魂です。
また霊魂上の女とは、瑞の御魂であり、四魂のうち、緯の二魂(幸魂と奇魂)が強く働く霊魂です。

四魂

〔第10巻第29章、第13巻総説参照〕
http://reikaimonogatari.net/index.php?obc=rm1029
http://reikaimonogatari.net/index.php?obc=rm130003

このように変性女子とは霊魂上のことですので、性的マイノリティというわけではありません。

しかし王仁三郎は、

「王仁(私)は男で性が女であるが、髪の毛が濃く長くて多く、髭が少なく、身体が柔かで乳房が大きいところなど、肉体までが女に似ている」〔玉鏡「変性男子、変性女子」〕
http://reikaimonogatari.net/index.php?obc=kg593

と、かなりきわどいことも言っています。
まあたしかに女性ホルモンは多かったのかも知れませんね。
ご自分がそういう変わり者なので、性的マイノリティのことも、否定的には見ていないと思いますよ。

↓髪の毛を垂らした王仁三郎  たしかに髪の量が多そうですね。

王仁三郎