霊界物語の最終回の舞台は伯耆大山

投稿:2017年07月08日

出口王仁三郎は最初、霊界物語を第120巻まで書く予定でした(第1巻「附記」参照)。
しかし実際には72巻+天祥地瑞9巻の計81巻で終わっています。

第72巻までは「35万年前の太古の神代」という時代設定ですが、天祥地瑞は紫微天界(しびてんかい)と呼ばれる原初の宇宙が舞台です。
だから第72巻までとはストーリーが別展開になって行きます。

つまり、第1巻から続くストーリーは、第72巻で終わりになるんですが、しかし第72巻は「最終回」ではありません。
話がちょっと中途半端な形で終わっているのです。

第39巻で、救世主スサノオが、フサの国(現在のイランに相応)のウブスナ山の斎苑館(いそやかた)に世界中から宣伝使を集結させます。
そして、月の国(インドに相応)で圧政を敷くバラモン教の大教主・大黒主(おおくろぬし)を言向け和しに行けというミッションを与えます。
そうして大勢の宣伝使の中から5組の宣伝使隊(言霊隊)が選抜され、月の国のハルナの都に向かって旅立つのです。
その道中で起きた出来事が第72巻までの間に書いてあります。

しかし第72巻でもまだハルナの都に到着していません。
大黒主を言向け和さずに霊界物語が終わっているのです。

もし第72巻以降の話を書いていたら、一体どういうストーリー展開になっていたのでしょうか?
それが第59巻の序に書いてあります。

王仁三郎はこのとき、鳥取県米子市の皆生(かいけ)温泉に宿泊して、霊界物語の執筆作業を進めていました。
窓の外に見える、山陰地方のシンボル・伯耆大山(ほうきだいせん)をながめながら、次のようなことを書いています。

…神素盞嗚大神(かむすさのおのおおかみ)が、八岐大蛇の憑依せる印度(つき)の国ハルナの都に暴威を振いて天下を体主霊従的に混乱せしめつつありしその曲業(まがわざ)を悔悟せしめ、地上に天国を建設せんと、数多の三五教の宣伝使を派遣し、厳(いづ)の言霊を以て言向け和さんとしたまいし時、大黒主は風を喰って印度の都を九十五種外道を引率し、遠く海を渡りてオノコロ島(おのころじま)の要なるこの大山(だいせん)に姿を隠し、暴風雨を起こし、妖邪の気を放射して人畜を苦しめたるを、大神は自ら数多の天使や宣伝使を率いて安く来たりまし、天下の災害を除き、天の叢雲(あまのむらくも)の剣を獲て、これを高天原に坐します天照大御神に献(たてまつ)り…
〔第59巻序〕
http://reikaimonogatari.net/index.php?obc=rm590001

つまり平たく言うと──大黒主は月の国からオノコロ島(日本)に逃げてきて、伯耆大山にアジトを作って再び悪事を為した。それをスサノオは自ら天使や宣伝使を率いて大山まで追ってきて、大黒主を言向け和してミロクの世を成就させる──というストーリー展開だということです。

つまり伯耆大山は霊界物語の最終回の地だと言えるでしょう。
機会があったらぜひ伯耆大山を訪れてみて下さい。

↓伯耆大山(2014年9月撮影)

(この文章は「霊界物語スーパーメールマガジン」2013年3月27日号掲載の文章に加筆訂正したものです)