フサの国の謎(1) 地下洞窟は実在した!

投稿:2017年05月12日

霊界物語の最初の3巻くらいまではあらすじのようなかんじで書いてあります。セリフが少なくて、ほとんどト書きだけです。

書いた王仁三郎本人が、第5巻の序文で「なるべく細かくやってくれとの筆録者の希望でありますから、第4巻あたりから、ややその方針をかえて、なるべく詳細に物語ることにしました」と語っていますが、その通り、だんだんと描写が細かくなってきて、少しずつセリフも増えだして、第13巻あたりになると、セリフ主体で劇の台本のようなかんじなってきます。

第1巻から読むのは苦痛だから、第13巻から読んだ・・・という人もいます。

この第13巻はフサの国(現代のイランに相応)が舞台になるんですが、日の出別(ひのでわけ)という三五教の宣伝使に、ウラル教の宣伝使6人が弟子入りして、ペルシャ湾から上陸して、フサの都(テヘランに相応)へ向かって旅をして行きます。

フサの国に「フル野ケ原」(ふるのがはら)という原野があり、そこに、屏風のように長く突き立っている岩山があり、その下に落とし穴のように岩窟があって、6人はそこに落ちてしまいます。

醜の岩窟(しこのいわや)と呼ばれている岩窟で、「琵琶の湖」(びわのうみ…カスピ海に相応)の底を通って、「コーカス山」(こーかすざん…コーカサス山脈に相応)にまで延々と続いています。

地理がよくわからない人は、地図をごらん下さい。
https://goo.gl/maps/naKy2

コーカサス山脈というのは、カスピ海と黒海の間の山脈です。
セリフに、
「ヤア狭いぞ、まるで羊腸(ようちょう…羊のはらわたのように山道などの屈曲して険しいこと)の小道だ、気をつけよ」
と出てきますが、そういう洞窟です。

もともと6人は別々の6つの穴に落ちたんですが、それが地底で一箇所に合流しています。

洞窟の中には落とし穴があったり、階段があったり、岩の扉があったり、妖怪が出てきたり、そんな洞窟を6人は探検して行きます。

そして広場のような広い空間に出ました。そこは頭上には空が見えていますが、両側は岩壁がそそり立っていて登れません。細い洞窟がいくつもその広場から伸びています。

結局6人は鳥船に乗ってそこから脱出しました。

──そんな物語が第13巻の第7~13章に出ています。
http://reikaimonogatari.net/index.php?obc=rm1307

このフサの国の地下に広がる洞窟なんですが、おとぎ話ではなく、実は実在するのです!!

「カナート」とか「カレーズ」などと呼ばれているんですが、乾燥地帯の灌漑として造られた地下用水路で、起源は紀元前数百年前にまでさかのぼるそうです!
(ウィキペディア「カナート」参照)

イランにはこのカナートが、3万本あるとも5万本ともあるとも言われていて、長いものだと数十キロにも及ぶとのこと。

霊界物語に書いてあるように、カスピ海の底を通って、コーカサス山脈に続いているものも、ひょっとしたらあるかも知れませんね。(それはさすがにないかな?)

で、カナートの中はどんなかんじかと言うと、誰かがユーチューブに動画をアップしています。

↓これはウイグルのトルファンという町にあるカレーズです。
http://youtu.be/N6y_wO8-T5w

カレーズ(ユーチューブ)

本当に「羊腸の小道」っぽいですね!!

↓これは模型です。
http://youtu.be/PbfGuAyPfKU
http://youtu.be/QKg47kyebbY

↓これは「Seneca21st」というサイトに載っていた研修資料(PDF)
http://seneca21st.eco.coocan.jp/working/nakamichi/38_15.pdf

果たして王仁三郎はカナートを知っていたのか、それとも霊眼で見たのか・・・
霊界物語はトンデモ系の話が多いですが、よくよく調べてみると、ちゃんと事実に基づいていたりするので、決してあなどれないのです。

(この文章は「霊界物語スーパーメールマガジン」2014年5月8日号掲載の文章に加筆訂正したものです)