縁起譚 老人が杖をつくことの起源

投稿:2016年04月24日

霊界物語のちょっと気になる言葉を紹介します。

霊界物語には、事物の起源・由来を説明した、いわゆる縁起譚(えんぎたん)がいくつか記されています。その一つ「老人が杖をつく」ことの起源です。

第2巻第14章「水星の精」より

竜宮城の主神である稚桜姫命(わかざくらひめのみこと)が病気になったのは、水星の霊石を汚れた場所に祀ったからだと、神示によって言霊別命(ことたまわけのみこと)は知った。そこで霊石を洗い清めて神殿に祭ると、稚桜姫命の健康は回復した。
しかしその後、稚桜姫命の健康がすぐれないことがあった。
常世姫は言霊別命の信用を失墜させるために、稚桜姫命に信書を送り「健康がすぐれないのは、言霊別命が水星の霊石を使って、呪詛して殺し、自分が竜宮城の主神になるためだ」とウソの情報を教える。
そのウソを信じた稚桜姫命は、言霊別命に「疑いを晴らして、野心がないことを証明したければ、水星を祭っているお宮を壊して、その石を大地に投げつけて砕いてしまえ」と厳しく迫る。

言霊別命は衆寡敵せず、涙を呑んで天に訴え、霊石に謝し、恭(うやうや)しく頭上に奉戴し、ついで麗しき芝生の上に擲(な)げつけた。
敬神に厚き言霊別命は、このとき熱鉄を呑む心地をせられたであろう。
たちまち霊石より旋風吹き起こり、その風玉(かざたま)は高殿(たかどの)に立てる稚桜姫命に当たり、高楼より地上に吹き飛ばされ、腰骨を挫き身体の自由を失い、非常に苦悶したもうた。
諸神司(しょしん)は群がりきたりて命(みこと)を介抱し、奥殿に担ぎ入れ、心力を尽して看護に余念なかった。
稚桜姫命は久しうしてやや恢復(回復)され、神務に差し支えなきにいたられた。
されど遂に不具となり、歩行に苦痛を感じたまうに立ちいたった。
言霊別命は庭園の八重梅の枝を切り、御杖(おんつえ)を作りてこれを奉った。これが老衰者の杖を用うる濫觴(らんしょう)(物事の始まりの意)である
ここに言霊別命は神威を恐れ千引の巌(ちびきのいわお)を切り、うるわしき石造の宮を造り、月読命の従神として、霊石を永遠に鎮祭し置かれた。

──なるほど。杖をつくのは、言霊別命が梅の枝で杖を作って稚桜姫命にプレゼントしたことから始まったと。
ほんとかよ~と思ってしまいますが、王仁三郎の言うことは一見バカバカしくても真実が秘されているので決してあなどれません、興味のある方は研究してみて下さい。

(ご注意:全体の一部分を抜き書きしているだけですので、前後の文脈を知りたいときは原文を直接読んで下さい。また、意味は一つだけはありません。行間を読むことで違った意味が見えて来ます。いろいろな角度から考えてみて下さい。)