育毛剤は月桂樹の葉

投稿:2016年04月19日

霊界物語のちょっと気になる言葉を紹介します。

毛生え薬の話です。

第7巻第37章「老利留油」(ろうりるゆ)より

筑紫島(つくしじま。アフリカのこと)を宣伝に歩く日の出神(ひのでのかみ)、面那芸(つらなぎ)、豊日別(とよひわけ)、祝姫(はふりひめ)の4人。
豊日別(旧名・虎転別)は頭が禿げている。

日の出神はつと立ち上がり、かたわらの樹木の中に姿を隠したるが、しばらくありて青々とした樹の枝を握り帰り来たり、かたわらの岩の上にその樹の枝を積み、手頃の石を以ておさんが砧(きぬた)(槌で布を打つこと)を打つように打ち始めたるに、おいおいと打たれて枝も葉も容量低(かさびく)になり、水気が滴り出しける。
日の出神は黒き被面布(ひめんぷ)にくるくると包み、一生懸命に力を籠めてしぼり、出た汁は、岩の上の少しく凹みし所に油となって充たされける。
日出神『さあ、これから毛を生やして上げよう。ちっとは痛いが、辛抱できますか』
と云いながら、豊日別の頭をかたわらの荒き砂を掴みて、ゴシゴシとこすりけるに、豊日別は、
『イヽヽヽヽ』
日出神『宣伝使たる者が痛いなぞと弱音を吹いてはならぬ、そこが男だ、気張りなさい』
『イヽヽヽヽ好い気分ですワ』
日の出神はますますガシガシとこする。薄皮は剥ける、血はにじむ。
『イヽヽヽヽ至って好い気分ですワイ』
日出神『よし、これからもう一つ好い気分にして上げよう』
と今しぼった岩の上の油をすくうて、ビシャビシャと塗りつける。豊日別は顔をしかめ、またもや、
『イヽヽヽヽイヽヽヽヽ』
と泣声になって来ている。
(略)
日出神『さあ、これでよし』
と再び芝生の上に腰を下ろしたりける。豊日別は頭を押さえ、目を塞ぎ、息を詰めてしゃがみいる。
しばらくすると痛みが止まり、豊日別はやっと安心して顔の紐を解く。
(略)
日出神『頭に手を上げてごらんなさい』
豊日別は、頭を撫で、
『やあ、生えた生えた。すっかり生えた。ありがとう』
とにわかに飛び上がり喜ぶ。
これは老利留(ろうりる)という木の油なりける。

──とても痛そうですね(^_^;
この「老利留」という木は、月桂樹(英語だとLaurel)のことだと思います。
月桂樹の葉を乾かした「ローリエ」は香辛料として使われていますが、調べてみるとたしかに葉は育毛剤としても使われているようです。(参考1参考2
しかし霊界物語を読むと、頭皮を血が出るほどこすってからローリエを塗らないと、効果がないかも(?)

(ご注意:全体の一部分を抜き書きしているだけですので、前後の文脈を知りたいときは原文を直接読んで下さい。また、意味は一つだけはありません。行間を読むことで違った意味が見えて来ます。いろいろな角度から考えてみて下さい。)