現界で高度な真理を説くことは有害無益

投稿:2016年03月08日

霊界物語のちょっと気になる言葉です。

第48巻第14章『至愛』から、宣伝使・治国別(はるくにわけ)のセリフ

現界において最奥天国におけるが如き智慧証覚は必要がありませぬ。ただ必要なるは愛と信のみです。
その故は、最高天国の天人の証覚は第二天国人の知覚に入らず、第二天国人の証覚は第三天国人のよく受け入るる所とならないように、中有界なる現界において、あまり最高至上の真理を説いた所で有害無益ですから、ただ貴方が大神様に授かりなさったその神徳を、腹の中に納めておけばいいのです。
大神様でさえも地上に降り、世界の万民を導かんとなし給う時は、ある精霊にその神格を充たし、化相(けそう)の法によって予言者に現われ、予言者を通じて現界に伝え給うのであります。
それ故神様は、和光同塵の相を現じ、人(にん)見て法説け、郷に入っては郷に従えとの、国土相応の活動を遊ばすのです。
貴方が今、最高天国より段々お下りになるにつけ、証覚が衰えたように感じられたのは、これは自然の摂理です。これから現界へ出て、訳の分からぬ人間へ最高天国の消息をお伝えになった所で、あたかも猫に小判を与うると同様です。
まず貴方が現界へ御帰りになれば、中有界の消息を程度として万民を導きなさるがよろしい。その中において少しく身魂の研けた人間に対しては、第三天国の門口ぐらいの程度でお諭しになるがよろしい。それ以上、御説きになれば、かえって人を慢心させ害毒を流すようなものです。
人三化七(にんさんばけしち)の社会の人民に対して、あまり高遠なる道理を聞かすのは、かえって疑惑の種を蒔き、ついには霊界の存在を否認するような不心得者が現われるものです。
(略)
仮にも現界の人間に対し、最奥天国の神秘を洩らしてはなりませぬぞ。かえって神の御神格を冒涜するようになります。霊界の秘密は妄りに語るものではありませぬ。愚昧(ぐまい)なる人間に向かって分不相応なる教えを説くは、いわゆる豚に真珠を与うるようなものです。