大笑い・高姫

投稿:2015年12月29日

霊界物語を読んでいると、思わず笑ってしまうシーンに出くわすことがあります。

今回紹介するシーンは、霊界物語の悪党No.1の高姫が、死んで中有界(八衢)に行き、そこで子分のシャルと口喧嘩をします。そのシャルのセリフで思わず笑ってしまいました。

高姫は悪党なんですが、あまりにも悪党過ぎてその言動が笑ってしまうのです。たとえて言うと、タイムボカンのマージョ様一味のようなかんじです。

日の出神(ひのでのかみ)の生き宮」(救世主の意)を自称して威張り散らす高姫に対し、子分のシャルは呆れ果てて次のようにこぼします。(注・現代文に書き直してあります)

高姫さま、貴女のおっしゃる事は、一から十まで間違いだらけじゃありませんか。
一つだって貴女のおっしゃった事が的中した事が無いじゃありませんか。
よう、それほど間違った事を言っておいて、自分から愛想が尽きない事ですな。

……明日は日輪さま(お日様)を出してやろう、もしこれが間違ったら日の出神はこの世におらぬぞよ……と啖呵(タンカ)を切っておきながら、その日になるとザアザアと雨が降り、そこらが真黒けになったじゃありませんか。

その時になってお前さまはどんな顔をなさるかと思えば……アア日の出神様、ご苦労様でございます。日輪様がお上がりなさらないのもご無理はございません。この高姫のそばには身魂(みたま)の曇った者(シャルのこと)がシャッついておるから、しょうがございません……とか何とかうまい理屈をつけて澄ましこんでござるのだから、私も愛想が尽きました。

よう考えてごらんなさい。たとえ私が極悪人であろうとも、一人のためにお日様が出なかったり、空が曇ったりするような道理がありますか?
万一、私に曇りがあるために天地が曇るのなら、私の一挙一動は天地に感動しているようなもの。
私はそんな偉い者じゃありますまい。
お前さまは私の悪口を言いながら、私を天地まれなる類なき英雄豪傑にして下さったようなものだ。
〔第57巻第9章「婆娑」〕
http://reikaimonogatari.net/index.php?obc=rm5709#a123

自己中心的な人というのは、みんなこんなかんじですね。その場その場で都合のいいことを言うので、理屈が噛み合わなくなって来ます。

悪党だけど笑ってしまう、高姫のキャラクターがよく分かるシーンでした。

(この記事は2009年12月23日にブログ「霊界物語の新常識」に掲載した記事を加筆訂正したものです)