ストーリーの流れが分からん! 第13巻第24章~第14巻第4章の場合

投稿:2015年12月19日

霊界物語を読んでいると、時々ストーリーの流れが分からなくなることがあります。
現代の商業小説だったら、そんな書き方ではボツです。読者に分かるように書かないと出版してくれません。
しかし霊界物語は王仁三郎が考えた小説ではなく、霊界で目撃したことをそのまま書いた物語なので、ストーリーが飛んじゃっているような場合もあります。寝ているときに見る夢と一緒です。夢のストーリーなんてぶっ飛んでますよね。場面がいきなり変わり不条理な展開をして行きます。

霊界物語にストーリーがぶっ飛んで混乱してしまう箇所が何ヶ所かありますが、今回は第13巻から第14巻にかけてを説明します。
フサの国(ペルシャ)が舞台の物語です。

第14巻第2章には、
http://reikaimonogatari.net/index.php?obc=rm1402

音彦(三五教の宣伝使)
弥次彦
与太彦
源五郎(ウラル教の大目付)

の4人が出てきます。
「銅木像」という銅と木で造った機械の化け物が登場して、源五郎がその体内に入り、銅木像は源五郎を体内に入れたまま、どこかに去ってしまいます。

3人がその場に残りますが、そこへ日の出別神(ひのでわけのかみ)はじめ三五教の宣伝使の一行5人が現われます。

日の出別神
鷹彦
岩彦
梅彦
亀彦

弥次彦が
「もしもし、私の頭は小便だらけだ(銅木像に小便を引っかけられた)。水でも吹きかけて清めて下さいませんか」
と頼みます。すると日の出別神は、
「鷹彦サン、岩彦サン、谷川の水を汲んで来て、かけてやって下さい」
と命ずると、二人は谷に下りて口に水を含み、三人(音彦、弥次彦、与太彦)の顔に向けて、口の中の水を吹きかけます。
すると三人はハッと気がついて目を開けました。
実は三人は小鹿峠から転落して、川辺で気絶していたのです(転落したシーンが前の第13巻の一番最後に出てきます)。銅木像は霊界(中有界かな?)で遭遇したのでした。

さて、ここまでが第2章です。
ところが次の第3章を読むと第2章と話が続かずに「?」となってしまうのです。
http://reikaimonogatari.net/index.php?obc=rm1403

鷹彦、梅彦、亀彦は心の堅き岩彦の改心を喜びて(略)

ここでまず「?」です。「心の堅き岩彦の改心」とは???
そして、

岩「(略)音彦の宣伝使は居ませんなア」
梅「(略)弥次、与太の二人も居りませぬなア」

あれ?その3人はさっき遭遇したばかりじゃないですか? 居なくなっちゃったの?

これはあまりにも説明不足です。前の方を何度も読み直してようやく分かりました。
実は第13巻第24章で、一行8人は一緒に行動していたのです。次の8人です。

岩彦、梅彦、音彦、亀彦、駒彦、鷹彦(この6人は半ダース宣伝使と呼ばれています)
弥次彦、与太彦

ところが、その第24章の最初の方で、3人(音彦、弥次彦、与太彦)は他の5人とはぐれてしまったのです。
http://reikaimonogatari.net/index.php?obc=rm1324

永き春日も早暮れ果てて、あたりは靄(もや)に包まれた。一行八人はとある林の中に蓑を敷き寝に就いた。何れも長途の旅に疲れ果て、前後も知らず寝入るのであつた。夜中に弥次彦は目を覚まし、あたりを見れば、朧の月は頭上に木の間を透して輝いてゐる。六人の宣伝使のうち五人の姿は、いつの間にか消え失せて、附近に人の気配もない。

ここから3人だけのストーリーが始まるのですが、他の5人のストーリーが、先ほどの第14巻第3章なのです。
そのことが何も書いていないので、第2章から第3章がそのままつながっているのだと思い込んで読んでしまうと、「霊界物語って意味不明だな~」と呆れて読むのが嫌になってしまいます。
「心の堅き岩彦の改心」とはずっと前に戻って、第13巻第21章でのエピソードです。

で、第14巻第3章を読んで行くと、途中で六公日の出別神と出会って、計7人になっています。
そして第4章で、谷底で気絶している3人を見つけ、ここでようやく第2章最後の水を吹きかるシーンにつながります。
http://reikaimonogatari.net/index.php?obc=rm1404

あそに5人の名前(日の出別神、鷹彦、岩彦、梅彦、亀彦)しか書いていなかったのですが、実は7人(+駒彦、六公)いたのです。
全く読者に不親切な霊界物語ですね。
登場人物ごとにまとめると次のようになります。

A…岩彦、梅彦、亀彦、駒彦、鷹彦
B…音彦、弥次彦、与太彦
C…日の出別神、六公

●第13巻第24章冒頭…A5人とB3人の計8人で旅をしていたが、はぐれてしまう(理由は不明)。Bのストーリーが進行。
●第14巻第2章末尾…BにA+Cが遭遇。
●第14巻第3章…Bとはぐれた(第13巻第24章冒頭)後のAのストーリー。Cが加わり7人になる。
●第14巻第4章冒頭…A+C7人が、Bの3人を見つける(第2章末尾につながる)。

同時進行する二つのストーリーをきちんと分かるように書き分けるには「その頃、音彦たち3人と離ればなれになった岩彦たち5人は…」などと書けばいいのですが、まあ、霊界で目撃した物語なので、仕方ないですね(^_^;