月別アーカイブ: 2016年1月

「エターナルに愛して」とは?

Published / by 飯塚弘明
投稿:2016年01月15日

霊界物語には外来語があちこちに出てきますが、エスペラント語の他に、英語もちょこちょこ出てきます。

たとえば「エターナル」。

「何といっても女はエターナル・アイドルだ」〔47巻6章
とか、
「天国の門戸はエターナルに開けるものだありませぬ。」〔54巻5章
など。

この「エターナル」って何でしょう?

これは英語の Eternal で、「永遠の」とか「永久の」「不滅の」という意味です。

「どうかエターナルに愛して下さいませ」〔68巻6章
など、歌謡曲の歌詞に出てきそうなセリフもあります。

ほかには「ハズバンド」。
やはり英語で husband は「夫」という意味です。妻 wife の反対です。霊界物語に30数回使われています。

「あの顔色の青い男はあの女のハズバンドだな」〔16巻11章

ちなみにこの「顔色の青い男」とは青彦のことで、「あの女」とは高姫のことです。

さて、皆さんもハズバンドにエターナルに愛されたいですか??

(この記事は2011年2月15日・3月22日にブログ「霊界物語チップス」に掲載した記事を加筆訂正したものです)

「クナビーノ、ダンコン」とは?

Published / by 飯塚弘明
投稿:2016年01月13日

霊界物語には意味のよく分からない横文字がときどき出てきます。

たとえば第69巻巻頭言

クナビーノ相手となして相撲取れば…」

の「クナビーノ」とは?

これはエスペラント語です。
knabino というのは「少女」の意味です。

王仁三郎一港が第十八宇和島丸という船に乗り、神戸港を出て、瀬戸内海を渡り、愛媛県の高浜港へ向かう船上で詠んだ歌の一節なんですが、

「クナビーノ相手となして相撲取れば あまり力の入れどころ無し」

少女相手に相撲を取る遊びをしたという、のほほんとした歌です。

また同じく第69巻の第1章に、

「岩治別(いわはるわけ)は挙手の礼をほどこしながら『ダンコン』とただ一言を残し…」

とありますが、この「ダンコン」 dankon とは「ありがとう」という意味です。

(この記事は2011年5月11日にブログ「霊界物語チップス」に掲載した記事を加筆訂正したものです)

三つ葉ツツジの雄しべは五本

Published / by 飯塚弘明
投稿:2016年01月12日

霊界物語の第1巻第1章「霊山修業」に、高熊山に伝わるミツバツツジの伝説が出て来ます。

この高熊山には古来一つの謎が遺っておる。
『朝日照る、夕日輝く、高倉の、三ツ葉ツツジのその下に、黄金の鶏小判千両、埋(い)けおいた』
(略)自分は登山するごとに、三ツ葉ツツジの株は無いかと探してみたが、いつも見当らなかった。大正九年の春、再度登山して休息しておると、自分の脚下に、その三ツ葉ツツジが生えておるのを見出し、はじめてその歌の謎が解けたのである。
(略)『三ツ葉ツツジ』とは、三つの御霊、瑞霊(ずいれい)の意である。ツツジの言霊は、万古不易の意である。
第1巻第1章「霊山修業」〕

このミツバツツジの名称ですが、花が咲き終わった後、枝の先に三枚の葉がつくので、そう名付けられました。

ミツバツツジは瑞霊(王仁三郎)を象徴する植物の一つであり、「三」は瑞霊の数字ですが、ミツバツツジの雄しべは5本あるそうです。(参考:ウィキペディア

瑞霊の数字である「三」が、厳霊の数字である「五」を内包しているというのが、とても意味深です。

ちなみにツツジ類の雄しべは、種類によって10本だったり5本だったり、まちまちみたいです。

(この記事は2010年9月27日にブログ「霊界物語チップス」に掲載した記事を加筆訂正したものです)

幻の霊界物語「千山万水」篇

Published / by 飯塚弘明
投稿:2016年01月10日

霊界物語全81巻(83冊)は12巻ずつ名前が付けられています。

霊主体従 … 1~12巻
如意宝珠 … 13~24巻
海洋万里 … 25~36巻
舎身活躍 … 37~48巻
真善美愛 … 49~60巻
山河草木 … 61~72巻、入蒙記
天祥地瑞 … 73~81巻

実は第73巻以降は「天祥地瑞」ではなく、「千山万水(せんざんばんすい)」という名前になる予定でした。

霊界物語の巻の順序と、口述順序、発行順序は、必ずしも一致しておらず、ズレている場合があります。
また口述時の巻数と、実際に発行された時の巻数が、ズレている場合があります。

口述日   口述時 → 発行時  発行日
●大正13年 1月 第66巻 → 第69巻 昭和2年10月
●大正13年12月 第67巻 → 上野公園・著『王仁蒙古入記』大正14年2月発行 → 戦後『入蒙記』として発行
●大正13年12月 第68巻 → 第66巻 大正15年6月
●大正13年12月 第69巻 → 第67巻 大正15年8月
●大正14年 1月 第70巻 → 第68巻 大正15年9月
●大正14年 8月 第71巻 → 発禁 → 戦後「第64巻下」として発行
●大正14年 8月 第72巻 → 第70巻 大正14年10月
●大正14年11月 第73巻 → 第71巻 昭和4年2月
●大正15年 6月 第74巻 → 第72巻 昭和4年4月

第66巻 編輯序言
一、本巻は序文にもある通り御口述の順序よりすれば第六十八巻(山河草木未之巻)に当ります。しかし御都合にて第六十六巻(高砂島における国依別の子国照別の物語)第六十七巻(聖師様の蒙古入物語)に先んじて本巻を第六十六巻として発行さるることとなりました。

と書いてあるように、現在の第66巻は、口述時には第68巻として書かれました。それが都合により第66巻として発行されたのです。
口述時第66巻(南米=高砂島が舞台)は第69巻として、口述時第67巻(入蒙記)は番外の特別篇入蒙記として、発行されたのです。

また第71巻(現在の第64巻下)は発禁処分となったので、結果的に巻数が2つずれ、口述時の第73巻、第74巻は、それぞれ第71巻、第72巻として発行されたのです。

この口述時第73巻(発行時第71巻)以降は「千山万水」と命名すると、序文に書いてあります。

第71巻序文
山河草木の続篇として、更に十二巻を千山万水と命名して口述することに致します。
(略)
編者序言 本巻は編輯の都合に依り、山河草木戌の巻(第七十一巻)として出版する事になりました。

なるほど。口述時第74巻(発行時第72巻)以降も10巻くらい「千山万水」篇の物語が続くはずだったんですね。
それが分かると、第72巻が中途半端な形で話が終わっているのも納得できます。

ちなみに「千山万水」という題名は、第9巻第4篇、第75巻第4篇の題名としても使われています。

(この記事は2011年3月2日にブログ「霊界物語チップス」に掲載した記事を加筆訂正したものです)

クロクマが火傷してシロクマになった?

Published / by 飯塚弘明
投稿:2016年01月08日

霊界物語を読んでいると時々大爆笑してしまうシーンに遭遇します。

昔、読んでいて大爆笑したシーンを紹介します。
シオン山での神軍と魔軍との戦いの一コマです。

果たして王仁三郎はどんな顔してここを口述したのか・・・

このとき十六社の宮はすでに武熊別(たけくまわけ)の部下なる数多の黒熊に破壊されんとする間際であった。
たちまち社殿の扉は自然に開かれ、中より数千万羽の金鵄(きんし)あらわれ、黒熊の群に向かい、口より火焔を吐き、縦横無尽に翔けめぐった。

数千万の黒熊はたちまちその毛を焼かれ、一時に羆(ひぐま)となって、熱さに悶え苦しみつつ、北方の雪山目がけて遁走(とんそう)し、積雪の中に残らずもぐり入り、ようやく焼死をまぬがれた。

焼死をまぬがれた熊の群は、火傷のために表皮は全部剥落(はくらく)して真っ裸となった。
熊の群は雪山に雪を分け土を掘り、穴を造ってその中に潜み、傷の癒ゆるを待った。
さしも激しき火傷は漸次回復して、全身ことごとく白毛を生じ、白熊と変化した
第2巻第42章「甲冑の起源」〕

クロクマが火傷を負ってヒグマになった、かと思えば毛が抜けたあとに白い毛が生えて、今度はシロクマになった・・・と。

まるでカタツムリが家出してナメクジになった・・・と言わんばかりの話ですね(笑)

いったい筆録者(谷口雅春氏)はどんな顔してペンを走らせていたのでしょう??

しかしこういう馬鹿々々しい話の中に、深遠微妙な真理が秘められていたりするので、バカにすることも出来ません。
何十年か後には、どこかの大学の名誉教授が、この一節の研究でノーベル賞を受賞してたりするかも知れませんし、ね。

(この記事は2007年5月19日にブログ「オニド36℃」に掲載した記事を加筆訂正したものです)